そもそも屋根の役割とは?🤔

 

普段生活している中で、お家の屋根を間近で見る機会はあまりないと思います。
屋根はあって当然のもので、普段意識したり考えることなんて滅多にないでしょう。

ですが、屋根には様々な役割が求められており、わたし達の生活に欠かせないものなのです。
もし屋根がなかったら、雨や雪、強風や太陽による日差しや紫外線、気温の変化などから守ってもらえなくなります。
屋根の形も住んでいる環境に合わせて、雪に強い形・風に強い形など様々な工夫がされた屋根が存在します。

 

お家を雨から守ってくれる屋根

屋根は、お家に住んでいる人を守ってくれる、大きな傘のような存在です。
日本では統計上、4日に1度雨が降っており、梅雨シーズンもありますので、雨からお家を守る重要性はとても高いのです。
もしも屋根がなかったら、お家は風雨にさらされてずぶ濡れになり生活することができません。
また、日本の住宅は木造が多く、木材は水分や湿気による腐朽・劣化という弱点があります。
雨漏りは木造住宅にとって致命的な欠陥になりかねません。

もし、屋根が破損して雨漏りを放置してしまうと、建物内の湿度が高まり、柱などいたるところが腐食します。
これがお家の中心にある柱などにまで被害がでれば耐震性も低下し、建物自体の寿命を縮めることになるでしょう。

また、屋根は、屋根面からの漏水だけでなく、外壁や外部開口部からの漏水を未然に防ぐ役割も果たしています。
上から落ちてくる雨を、屋根の木材に直接当てず、また、壁面に染み渡らないように地面に誘導するといった様々な配慮がされているのです。

ニッショーホームにはたくさんの屋根の相談が寄せられますが、「もっと早く相談して欲しかった…」と思ってしまうことがよくあります。

お家を大切に大事にするなら、早めにご相談いただきたいです。
屋根の元気は、家族とお家の元気です😁

 

お家を台風などの自然災害から守ってくれる屋根

また、日本は台風の多い国でもあります。
毎年多くの地域で被害がでており、近年の異常気象により、今まで以上に風対策を意識するようになっています。
本来、屋根は強風によって飛ばされないように、耐風性を十分に考慮し設計された製品を使用し、形状・釘穴の位置なども厳密に計算して、1枚1枚しっかり固定されています。
どんなに強い強風が吹いても、剝がれずに耐えてくれる屋根は、とても心強いです。

 

お家の温度調節をしてくれる屋根

夏は暑く冬は寒い日本にとって、屋根の重要な役割の一つが、温度調節です。
屋根の陽射しを直接受け、常時外気と触れていますので、断熱性が必要不可欠です。
断熱性を高めることによって、暑い夏でも室温の上昇を最低限に抑え、冷たい雪が降る冬においても、暖かく快適な室温を保つ手助けをしてくれます。
また、屋根の断熱性によって屋根裏に結露してしまうことを防ぎ、耐久性を上げることにも繋がります。
温度調節は断熱材でもできると思われる方もいらっしゃるかと思いますが、特に夏場は、屋根裏の温度上昇を抑えないと断熱材が蓄熱し、冷房が効かないといった現象が起きてしまいます。
そんな時は屋根の工法を変えたり、遮熱性能のある屋根材や塗料を使用するなどしてお家を涼しくすることができます。

 

お家を地震から守ってくれる屋根

多くの震災によってビルや住宅が全壊・半壊し、多くの人が建物の下敷きとなり、たくさんの方の尊い命が失われてしまったことは、記憶に新しいと思います。
地震の多い日本において、お家を守るためには耐震性は欠かせない条件です。
建物は屋根が軽くなると重心が低くなり、地震による揺れを軽減することができます。

 

お家を音から守ってくれる屋根

屋根には遮音効果があります。
台風などにおいて激しい雨風が住まいを襲った際には、「ゴオオオオ……!!」という音が、お家の中にいるわたし達の不安を増幅させ、耳障りのように感じられることもあるでしょう。
たとえば、トタンだけの屋根では雨音は、地下鉄の車内と同じくらいの音量になるそうです。
そんな時に屋根は室内にいるわたし達のために、雨音を優しい音量にしてくれます。

 

外観の印象を決める屋根のデザイン

お家の中にいるとあまり意識しませんが、屋根は建築としての造形的なデザイン効果があります。
一歩外に出れば、視覚的なボリュームの点でも屋根は目につきやすく、デザインや色によってお家そのものの印象が決まってしまうことも少なくありません。
いつまでも美しい家を守るために、美観を意識することも大切です。

 

まとめ➰大切な役割を果たしてくれる屋根の点検を

忙しい毎日の生活では、劣化や破損などに気づくのが遅れてしまうこともあるかもしれません。
また、キッチンなどの水周りだったり、リビングが狭いなど、生活の中での不便さはどうしてもお家の中で感じてしまうものです。
屋根に不便を感じる機会はなかなかないと思います。
それでも、お家を頑張って守ってくれる屋根のことも時々思い出してあげてください。
これを機に、一度点検をご検討ください。

最後まで読んでもらってありがとうございました☺️